被害自転車の過失を6割と認定

2015年08月2日

こんにちは。

スポーツ障害、交通事故専門治療、肩こり、腰痛、ひざの痛みの堺整骨院井尻院です。
8月になり暑さが厳しくなっていますが、皆様どうお過ごしでしょうか?
 

夏休み、子供たちが自転車で行動することが増えてきています。

通常、車と自転車での事故では、車の過失を取られることが多いです。

しかし、以前、自転車と車の事故でも自転車の過失が大きい場合がありました。

子供を守るため注意を呼び掛けて下さい。

 

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幅約6mの道路を中学生(12歳男子)の自転車が通学中、友達の自転車と2台並んで、道路右側を並行していたところに対向車の大型トラックがやってきました。

トラックドライバーは自転車を避けようとして少し右側にハンドルを切りましたが、自転車はすれ違い時にふらついてトラックと接触、トラックはそのまま自転車を数m引きずって停止しました。

 

この事故で、中学生は下肢に重傷を負い、障害等級10級程度の後遺障害が残ったため(労働能力の20%を喪失)、治療費・慰謝料などを合計して、総額約2,460円の損害額が認められましたが

 

この事故の過失割合は 自転車 6 VS 4 トラック 岡山地裁が判決

   過失相殺にて984万円に減額されました

●トラック側―自転車2台の並走を認めた段階で、ふらつき倒れる危険を予想できた。

 右にハンドルを切ったのは危険を予測した行為と言えるが、それだけでは不十分で、ただちに徐行すべきだったが徐行しなかった過失がある。

●自転車側―道路の左端によって並行すべきところを右側通行し、さらに並進した大きな過失があるため、ふらついて衝突した。

 

その結果として、

自転車側6割対トラック側4割の過失相殺を認め、-並進してきた自転車の危険を考慮

(岡山地裁 平成21年7月16日判決)

 

【事故例・判決例が示唆すること】

●「自転車が危険」と感じたら、徐行・停止して安全を確保する

 危険な自転車の行動にイライラするドライバーは多いでしょう。この事故のトラックのように避けようとして事故にあうケースも少なくありません。

「当たったら自分の負け」と言い聞かせて、少しでも危険を感じたら「徐行」または「停止」してやりすごす態度を徹底しましょう。

 判例にも見る通り、ドライバー行動が評価されても過失ゼロとはなりません。自己防衛のために自転車を避ける行動を常に意識しておきましょう。

 

●「自転車も車両であること」を徹底しょう

 自転車は道路交通法上は「軽車両」とされ、車両の一部です。ですから、原則として左側通行が義務づけられています。

また、並進も禁じられています。被害者となっても、こうした過失を重く見られて損害賠償額を大きく減額される可能性があることを肝に銘じましょう。

 

もちろん、事故にならないことが一番で、交通ルールを守った走行をすれば、交通事故は防げます。

楽しい夏休みになるように、注意を促してください。