事故の際、疾患がある時・・・

2016年01月11日

こんにちは。スポーツ障害、交通事故専門治療、肩こり、腰痛、ひざの痛みの堺整骨院井尻院です。

皆様、あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。

 

今、整骨院、病院に通っている方で事故に遭った人はいませんか?

 

頸椎ヘルニア

 

平成22年5月 Aさん(68歳)は自分の自家用普通乗用車に乗っていました。

Aさん赤信号で停車しているところに後ろから追突されました。整形受診後の診断名は「頸椎捻挫」でした。

Aさん以前から堺整骨院で頸椎ヘルニアで治療をしていましたので保険会社にもともと頸椎ヘルニアの持病が

あり事故で痛みが増したと言って憤慨です。しかし、レントゲンではヘルニアが悪化した様子はないようです。

 

今度は逆に保険会社から「今回の頚の痛みはもともとの頸椎ヘルニアからの痛みではないですか?

頸椎捻挫の診断がでておりまので しばらくは捻挫の治療を行っていただきますがヘルニアからの影響も判断して頚については全額お支払いできないかもしれませんので!・・・・」

 

Aさんは心配になってしまいました。本当に自動車保険では支払いしてもらえないこともあるのでしょうか?

まずは平成8年10月29日最高裁判所は上記のようなケースに対して判決がでました。

 

疾患がない人:

 もともと首に変形があったが日常生活に何も支障が無く過ごしていた人が事故により重篤な障害になったケースや頚が長いという特徴をもった女性、つまり生理的彎曲がない女性が追突を受けて長期療養をしたケースは減額なし

「身体的特徴で疾患ではないものについては減額してはならない。人間は千差万別だから、その人がたまたま他の人より身体が弱くても全部払いなさい」という見解です。

 

 

②疾患があった人:

一方事故以前に疾患として治療が必要であった、すでに治療を受けていた人や間もなく治療が必要であろう人が事故に遭った時は減額あり

「全額を加害者に損害を請求するのは不公平だから割合的に減額して支払いなさい」という見解です。

裁判所がこのような判断を出したために、以後交通事故の傷害が疾患が疾患でないかという事が非常に大きな意味を持つようになり保険会社は「疾患ですか?身体的特徴ですか?」このような質問を医療機関に必ずしてきます。

 

では今回のケースAさん(68歳」はもともと頸椎ヘルニアで治療を行っていたわけですので②の疾患があったケースに該当します。ですから減額の対象になります。

 

では、Aさんは今後どのようなことになるのでしょうか?減額はどのようなやり方で減額されるのでしょうか?

減額方法はまず保険会社は医療機関に調査書を送付して

「もともとの頸椎ヘルニアが今回の事故で受傷した頚に対して影響度を0%から100%にてお答えください。」と

 

回答を得てその回答内容から判断して

多少影響しているか:3割   半分くらい影響している:5割   もともと疾患として持っていた:7割

という分け方で減額するようです。

 

しかし、自賠責相談センターNさんにお伺いしたところ「診断に『頸椎捻挫』ついているので

事故日から2~3カ月は捻挫の治療は減額できないだろうがそれ以上になると減額される可能性があります。」

加害者から見ればやはり事故の怪我以外のものまでは保証できないという言い分も理解できることです。

被害者も、もともとの痛みがあるか方も多いと思います。

 

交通事故でお困りの方は井尻院までご相談下さい。